卒業後もスクールを利用できる仕組みを作る

あなたのスクールでは今までに何人の生徒が卒業をしていきましたか?

スクールの分野によると思いますが、生徒が目標を達成して卒業していく姿を見送るのは、講師として一番充実感を味わえる瞬間だと思います。

私もかつてパソコン教室で情報処理の国家試験対策コースを担当していた時、見事試験に合格した生徒に合格証書をお渡しすると、何度も何度もお礼を言いながら、達成感に満ちた笑顔で卒業していった生徒のことは今でも鮮明に覚えています。

しかし残念ながら、その後、卒業していった生徒に会ったことはありません。

卒業という仕組みがある以上、しょうがないことですが、ビジネスとして考えた場合、せっかく信頼を得たお客様を自動的に失客してしまうのはもったいない話です。

例えば、卒業した生徒が将来独立する際に、スクールとして独立をサポートする独立支援制度のようなものや、忘れてしまった知識や技能を復習というような位置付けで、再度受講できるような制度、或いは社会経験が無い生徒にはインターンのような形で、スクールで実務経験が積めるような研修制度など、生徒が卒業した後も、スクールを効果的に利用できるような制度を導入することは、スクールにとっても生徒にとっても非常に良いことだと思います。

あなたのスクールで、そのような卒業生をサポートする仕組みが出来ないか、検討してみてはいかがでしょうか?