専門学校など、卒業後の就職が生徒の目標達成の目安になっているスクールは多いと思います。スクールに通うのは何か目標を達成する為の手段であって、目的はその先にあるからです。
よく目にするのは、「合格率100％！」「就職率100％！」といった実績を謳った広告です。確かに就職を目標に入学してきた生徒が100％就職できるということは素晴らしいことですし、スクールとして当然目指すべき指標です。しかし、本当に大事なことは「就職することだけではなくて、就職した後にその生徒がどれだけ頑張って仕事を長く続けることが出来たか」ということだと思います。せっかく就職しても長く続かずにすぐに離職しているようであれば、「〇〇スクールの生徒は採用してもすぐに辞めてしまう」というマイナス評価につながってしまいます。
卒業した後の生徒の状況把握は非常に難しいものですが、卒業した後もしっかり頑張っているのかどうかを調査する仕組みを取り入れることは、在学生の生徒指導の際にも役立ちます。目先の実績ばかりを追うのではなく、もっと長期的な卒業生の実績を調査把握することは、スクール経営の改善の為にも役に立つと思います。