スクールの料金設定の中に入学金というものがあります。スクールによっては1,000円だったり、或いは20,000円だったりと様々な金額設定があるでしょう。
では、入学金とは一体、何にかかる費用なのでしょうか？これは私がパソコン教室に勤めている時にも、よくお客様から質問されていました。あなたのスクールの入学金は何にかかる費用なのか説明できますか？
スクールによって入学金の解釈は違うと思いますが、個人的には入学金は広告費の回収と割り切って考えて良いと思います。
例えば、売上に対する目標の広告比率が20％だったとします。仮に1ヵ月の売上が100万円だった場合、その20％にあたる20万円を広告費にかけてよいということです。この広告費をどこで回収するかというと入学金で回収すると考えるです。
そうすると、広告費が20万円の場合は、入学金1万円だと20人、5千円だと40人で回収できるという計算になります。
このような感じで売上高と広告比を考えた上で、入学金を設定し、入学者数の目標を定めていくべきです。
よく見るのが、入学金免除という割引でお客様を呼び込もうとしている広告です。入学金を免除してしまった場合、受講料の一部で広告費を回収することになってしまいます。そうなると計算がややこしくなりますので、採算が取れているのか分かりやすいように、入学金＝広告費と捉える考え方はスクール経営の中では有効だと思います