誇大広告は悪循環のもと

広告を出す時に、あなたはスクールのどの部分をアピールしますか?

お客様が気になることとしては、受講料、コース内容、実績、場所などがあると思います。広告を出す場合、スクールのアピールポイントを大きく打ち出して集客につなげようとするでしょう。

一番簡単なのがキャンペーンや割引などによる「値下げ」です。

「入学金免除キャンペーン」「受講料〇万円割引」「紹介割引実施中」など、様々な設定をしている広告をよく目にします。

もちろん、お客様にとって金額はスクール選びに置いて、非常に重要な要素ですから有効な手段です。

しかし、たまにあるのが過剰なまでの誇大広告です。

例えば、「月々3,000円で通い放題!」という広告を出しているパソコン教室の説明会に行ってみると、実際には月々固定費3,000円の他に、受講料や教材費など色々上乗せされて、結局、総額で計算すると、数十万円の契約を迫られるというようなケースがあります。

このようなやり方だとお客様は「想定していたサービスと全然違う」という不審感を持ってしまいます。そして、広告と実際の内容に違いがあればあるほど、入学につながる可能性は低くなります。

ですから、一番良くない状況は問合せや説明会予約の件数は増えたのに、入学者数が伸びないという状況です。

簡単にいうと入学確度の低いお客様をたくさん集めて、ムダな説明会を一生懸命やっている状況になってしまいます。

広告で大切なことは内容が首尾一貫していることです。

スクールのアピールポイントを広告でしっかりと伝え、それに反応するお客様を集めることで、入学確度の高いお客様を集めることができるのです。

広告は反響を増やすことも大切ですが、もっと大切なのは入学者を効率的に集めることです。誇大広告により、無駄な資料請求や説明会対応を増やしていませんか?広告から入学に至るまでのストーリーをしっかりと見極めて、広告の内容を考えることは非常に重要なことです。