多くのスクールには、授業で使用するものとして、テキスト(教科書)があると思います。
テキストとまではいかなくとも、レジュメやプリントなどを使って授業を進める場合も多いでしょう。
授業内容が学問的になればなるほど、テキストの必要性は高くなり、どのテキストを選ぶかによって、学習の習熟度も大きく変わる可能性が出てきます。
ですから、そのようなスクールはテキスト選びには力を入れるでしょうし、自社で製作する場合もあると思います。
しかし、授業内容が実技的な要素が多い内容になってくるほど、テキストの必要性は低くなってきます。
そうなると、テキストは使わないというスクールも出てくるでしょう。
テキストを使わないというのは、スクール経営的には非常に危険なことです。
なぜなら、授業の内容や質が講師によってバラバラで、一定の質を担保できなくなってしまうからです。
どんなに良い授業が出来ていても、その講師が辞めてしまうと、ノウハウが残らず、同レベルの授業が出来なくなってしまいます。
ですから、どんな授業であっても、その内容を少しでもテキスト化する仕組みを考えることは非常に重要です。テキスト化することは大きな労力が必要になりますが、それがスクールオリジナルのノウハウとなっていくのです。
授業の質は講師個人のレベルではなく、スクールの仕組みで維持できるようにするという視点を持つべきでしょう。