新入生同士のコミュニケーションをコントロールする

4月も半ばを過ぎ、通年制のスクールに関しては、入学式を終えて新年度の業務が多忙な時期だと思います。

入学式やオリエンテーションなど、色々なイベントも実施され、新入生は、まだ期待と不安が入り混じった気持ちで通学しているのではないでしょうか?

通年制のスクールに限らず、新入生にとって、入学してからの最初の3週間は非常に重要な時期です。

「授業についていけるのか」「どんな先生がいるのか」「他の生徒とうまくコミュニケーションが取れるのか」など、不安な気持ちが大きい時期だからです。

ですから、スクールスタッフや講師は、生徒一人ひとりの状況をしっかりと把握できるような運営が必要になります。

新入生の不安を取り除く方法として、一番簡単で効果的なのが、生徒同士がコミュニケーションを取り易くなる仕組みを作ることです。

「大きなクラスの場合は小さなチームに分ける」「少人数クラスの場合には共通で取り組む課題を与える」「個別授業形式の場合はイベントや集合授業を実施する」といったことです。

つまり、意図的に生徒同士がコミュニケーションを取らないといけなくなる環境を作ってあげるのです。

そうすることで、生徒同士のコミュニケーションによって、不安が解消されたり、モチベーションが上がったりすることがあります。

逆に生徒同士のコミュニケーションがほとんど無いような運用だと、退会率を上げてしまう要因にもなり得ます。

あなたのスクールの形態に合わせて、生徒同士が活発にコミュニケーションが取れる仕組みを作ることは新入生にとって良いことが多いと思います。