シンクロナイズドスイミングなどでよく息の合った演技という言葉を耳にします。
これは同調しているという意味で使われています。
実際、我々も相手との呼吸を合わせると、気持ちまで同町させていくことができます。
心理学でいうページングと呼ばれるものです。
その名の通り『ペース』に注目したテクニックです。
早口の相手には早口で、ゆっくりしゃべる人にはこちらもゆったりとした態度で接する。
その他、身振り手振りまであらゆるペースを合わせていきます。
ただ、ここまで完璧にできるのはプロのカウンセラーくらいのもので、
中途半端に全部のペースを合わせようとすると、逆に集中力が散漫になってしまいます。
そこでたったひとつだけ合わせていきたいのが息、つまり『呼吸』です。
相手の胸元を見ていれば、呼吸のペースは簡単にわかります。
息を吸っているときに自分も吸い、息を吐くときに自分も吐きます。
このような呼吸のペースを合わせていくと、まさしく息が合う状態になり自然と体の
リズムも同調してきます。
息と体のリズムが同調することで、来校した生徒はなんとなく共感を抱き、
心を開いてくれることになります。
もちろんそのようなことにはいっさい気づかず、この人とは気が合うなと思ってしまうのです。
警戒心を取り払い、本音を引き出すためのページングを試してみましょう。
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大阪オフィス 富樫