長期欠席者と卒業者のラインを明確にする

随時入学、随時卒業というようなシステムで運営しているスクールの場合、常に悩まされるのが長期欠席者の対応です。

例えば月謝制の教室の場合、未受講の受講回数が残ったまま、スクールに来られなくなった生徒の対応などです。連絡もつかない状態が続くと、その生徒を在籍者扱いするのか、卒業者と見なすのかは難しいところです。また確認の為に何度も連絡する手間も大変なものです。

これは明確なルールを作って対処するしかありません。「30日以上、欠席が続いた場合は除籍となります」「1ヵ月以上休む場合は休学届を提出してください」「未受講分の授業の有効期限は1ヵ月までで、それを過ぎたら無効となります」など、何でもよいのですが、あなたのスクールの運営に合うような明確なルールを作るしかありません。

その時に大事なことは、あらゆる状況を想定して、具体的な数字や期限を明示し、判断に困るようなケースを無くすことです。このルールが曖昧だと受講料の返金などのトラブルに発展しかねません。

そして、もう1つ大事なことは、決まったルールはスタッフ全員で厳守することです。「生徒のために」と融通するような事例を作ってしまうと、そこからどんどんルールが綻びていってしまいます。

「明確なルールを作り、更新すること」そして「そのルールをしっかり守ること」。

この2つを徹底することで長期欠席者の対応もやりやすくなるはずです。