生徒の目標達成に向けたマイルストーンを設定する

スクールの分野によって生徒の目標は様々だと思います。「今の仕事に必要なスキルを身に付けたい」「就職に活かせる知識や技能を習得したい」「資格を取得したい」「趣味やスポーツを楽しみたい」など様々でしょう。

生徒全員のゴールが同じというスクールもあれば、生徒によって目標もバラバラというスクールもあります。しかし「生徒の目標達成の為の手助けをする」という役割は、分野を問わず全スクールに共通することです。

生徒は目標達成できるように少しずつでも段階を踏んでステップアップをしていかなければなりません。そして、それができるように各スクールとも授業カリキュラムを組んでいると思います。

では、あなたのスクールには、生徒一人ひとりがその段階を確実にクリア出来ているのかを客観的に確認できる仕組みはありますか?

一番分かりやすいのは、段階毎にスキルチェックの為のテストを実施することだと思います。学習というものは難しいもので、インプットが出来たと思ってもアウトプットしようとするとなかなか出来ないということがよくあります。ですから、生徒がしっかりと段階を踏んでステップアップできるように、授業カリキュラムの中にマイルストーンという意味でチェックテストなどの仕組みを入れてあげることは必要なことです。これはスクールのスタッフだけでなく、生徒自身が自分の習熟度を把握するのにも非常に役立ちます。

授業というものは、消化する為ではなく身に付けるためのものです。身に付いているかどうかを測るためのマイルストーンとなる仕組みを適切なタイミングで設置することはカリキュラム作成の際にぜひ考えるべきことだと思います