スクールにとって一番嬉しいのは口コミで生徒が増えることだと思います。それは、生徒が友達や会社の同僚などを連れてきてくれると、教育サービスに満足してもらえていると実感できるからです。
また、口コミで来てくれたお客様はほぼ100%入学されると思います。私がパソコン教室を経営していた時も、よく生徒が友達を連れてきてくれていました。友達も一緒に通うようになると、モチベーションも上がり、教育上も良い効果があると思います。
どうすれば口コミ客を増やすことができるのでしょうか?
もちろん既存の生徒に満足していただけるように、質の高い教育サービスを提供することは当然のことですが、もっと具体的にいうと、生徒を通して、生徒の周りの人とコニュニケーションを取ることだと思います。生徒の周りの人とは、学生であれば同級生、社会人であれば会社の同僚、主婦であればママ友といったところでしょうか。
パソコン教室の例でいうと、学生の友達が就職活動に行き詰っていたり、会社の同僚がパソコン仕事に困っていたり、ママ友がPTAの資料作りに困っていたりすることはよくあります。そういった情報を生徒から収集して、生徒を通じて解決策を提案するのです。
「友達を紹介してくれたら紹介割引がありますよ」というようなアプローチよりも、「困っているあなたの友達を助けてあげられますよ」といった感じのアプローチの方が生徒は動いてくれるものです。
あまり営業的になると逆効果ですが、私は常に「周りにパソコンで困っている人はいませんか?」というような意識を持ちながら生徒とコニュニケーションをとっていました。あなたのスクールでも同じようなやり方ができそうであれば、少し意識してみてはいかがでしょうか?