少子高齢化という言葉は誰しも聞いたことがあるでしょう。
日本の高齢化率(高齢人口の総人口に対する割合)は、2010年の23.0%から、2013年には25.1%で4人に1人を上回り、50年後の2060年には39.9%、すなわち2.5人に1人が65歳以上となることが見込まれています。そして総人口自体も既に徐々に減少していっています。
地域によって違いはありますが、若年層をターゲットとした学習塾、予備校、専門学校などは、今後どんどんマーケット自体が縮小していきます。
そうなった場合、今までと同じ経営ではスクールを維持できなくなってきます。例えば、既に各種専門学校では留学生の獲得に力を入れているところが増えてきています。
対策としては大きく2つ挙げられます。
1つは「別の年齢層もターゲットにすること」
もう1つは「縮小するマーケットの中で勝ち残ること」
これは戦略の話ですので、どちらが正しいということはありませんが、普通に考えて有効なのは前者でしょう。
特に高齢者層は今後どんどん増えるわけですから、そこをターゲットにした講座やサービスを提供することができれば、生徒を集めることは可能なはずです。
いつまでも健康でいたい、学びたい、コミュニケーションを取りたい、といったニーズは大きくなっていくはずですから、あなたのスクールでもそのようなニーズに応えることができないか、検討してみる価値はあると思います。
要はマーケットの動きを意識して5年後、10年後を見越した経営を考えることが重要だということです。