ヘンにハードルを上げて来校率を下げていませんか?

様々なスクールで、学校見学会や体験レッスンを実施しています。

そこで、時々クライアントのスクールオーナーやマネージャーなどに「学校見学会や体験レッスンの目的は何でしょうか?」という質問をさせていただくのですが、あまりに意外な質問のため(学校見学会や体験レッスンが当たり前すぎて)、「はぁ?」という顔をされる方がいます。

 

勿論、「他のスクールがやっているからウチもやる」という回答は無いのですが、改めて考えてみますと、入学を検討されている方(見込客)にスクールの雰囲気や講座詳細などを知ってもらうためです。

そして、実際にスクールの状況を肌で感じてもらい、不安要素が消え、気に入っていただけたら入学という流れになります。

 

ただ、この学校見学会や体験レッスンという「来校」を見込客の目線で考えると、「来校したら入学申込書にサインするまで返してもらえないのでは」とか、「来校したら入学を断れない雰囲気になるのでは」、「半軟禁状態になるのでは」など申込みにあたり様々な不安がよぎることが考えられます。

これを踏まえ、来校を案内する際には「来校しても無理な勧誘はありません」、「学校説明をさせていただきますが、その後ご自宅に帰ってからゆっくりと入学をご検討ください」などといった一言を添えると、見込客は安心して来校することができるようになります。

スクールによっては「来校したら絶対に入学申込書へサインさせよう」と意気込んでいるところがありますが、色々なスクールの実績を伺うと、多くのスクールでは来校者の入学率は85%以上ですので、ヘンに意気込んで来校者に不安を与えて来校率を下げるより、安心感を与えて来校率を上げた方が入学者が増えるものです。