授業の質というものは、どうしても講師ごとにバラつきが出てくるものです。
それぞれの講師によって、個性や講師経験、知識やキャリアが違いますから、同じ質の授業にするのは難しいですし、個性を尊重すべきという考え方もあると思います。予備校などは講師の個性を商品価値としてアピールしている学校も多いです。
しかし、スクール経営において注意しないといけないことは、常に安定した質の授業が提供できる仕組みを考えていくということです。
講師の感覚、個性など属人的なことに頼らずに、授業の構成や流れ、ポイントなどをできる限りマニュアル化して、知識や意識を共有化していくのです。
このような仕組みがしっかりしていなければ、講師が交代するたびに授業の質が急落して、退会者が続出し、経営に支障を来すという状況につながりかねません。