真逆の言葉

人は誰でも、自分がこういえば、

相手はこういう気持ちになって、

こう出てくるだろうなどと予想して、

先を読みながら自分の手の内を考えているものです。

そのため、

『こうでてくるだろうな』

と相手が思っていることと、

真逆の言葉を発ってみるのです。

すると相手は、一瞬たじろいで、何を言ったらいいかわからず言葉がでなくなる。

結果として黙ってしまうのです。

そうすると、伝えるべきことを伝え、かつ自分の思い通りの展開に持っていくことができます。

そこで、まずは相手の心理の裏を突きます。

まずは、生徒が受講料が高いと言えば、こちらが困ることを予想して言ってきますよね。

実際、高いという言葉は業種に問わず誰もが言われると困ってしまいます。

いろいろとスクールの見学等に行ったことのある生徒ならば、

しどろもどろになる、もしくは必死に反撃してくる、

そんな姿を見たくて、ちょっとしたデキ心で高いを連発しているかもしれません。

それに対して、高くないですよ!と言ってしまうと、

結果はまったく生徒の思うがままです。

言い方は別として、高い高くないの押し問答になってしまいます。

では、相手が全く予想だにしない、意外な言葉とはなんでしょうか?

このような返答はいかがでしょうか。

『そうなんです、すばらしいご指摘をいただきました。』

圧倒するほど、元気よく声を発します。

これだけで普通の人ならば黙ってしまいます。

嫌味で高いと言ったのに、真に受けて逆にすばらしいご指摘と、立ててくれた。

このような返答はいかがでしょうか。意外性に驚き言葉が止まってしまいます。

要は、人は意外な展開に弱いのです、どう対処していいのか分からなくなります。

結果黙ってしまうのです。その後、

『私も最初そう思いました』

嫌味に対してこちらが同意してしまったのですから、生徒もそれ以上突っ込みようがありません。

そもそも、そういった嫌味は、

やられたほうが必死になって反撃に出たり、オロオロしてしまうから面白くなってくるのです。

気持ちいいくらいに同意をされてしまうと肩透かしを食らったようになってしまうのです。

また、私も最初そうかと思いましたという同委の言葉は、非常に便利で有能な言葉ですね。

私も最初はそうかと思った、ということは、

『今は、そうは思っていません』

ということを暗に示すことだったわけです。

思い切った切り返しの1つとして使ってきましょう。

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大阪オフィス 富樫